
髙橋社長
人財サービスなど展開
JTBが1月16日に東京都内で開いた「2020年新春経営講演会」で、髙橋広行社長は年頭のあいさつを行い、ソリューションビジネスを強化する方針を示した。主なソリューションビジネスとして、人財サービスと訪日旅行基盤づくりの二つを紹介した。
「経営改革で旅行業モデルからソリューションモデルへビジネスモデルの転換を目指している。これからはお客さまの抱える課題を解決するための一手段として旅行を位置付ける」と髙橋社長。
人財ソリューションビジネスでは、宿泊施設などツーリズム産業で働く人財を供給。人財マーケットで豊富な経験を持つワールドグループと昨年4月に立ち上げたJWソリューションを通じて事業展開を本格化させる。
また髙橋社長は、「日本の優れたコンテンツが訪日客にうまく伝わらず、ビジネスチャンスを逃している。旅中で必要な各種の情報やコンテンツを一元的に、かつ多言語で、オンライン上で提供できるサービス基盤を、JTBならではの『TaaS』(Tourism as a Service)と称し、今後、日本国内における圧倒的なコンテンツ・プラットフォーマーになる」と意欲を語った。
髙橋社長