JTBは23日、杉原千畝氏生誕120年・命のビザ発給80年記念「日本・リトアニア相互訪問 人道ツアー」を実施すると発表した。
2020年は、人道観光という新たな切り口で「日本とリトアニアとの相互訪問 人道が紡ぐ旅」を企画・実施します。
日本→リトアニアツアーの概要
◆コース名:2020年 杉原千畝氏生誕120年・命のビザ発給80年記念
日本・リトアニア相互訪問 日本発 人道が紡ぐリトアニアへの旅7日間
◆出発日:2020年10月16日(金)
◆ポイント :
■カウナスにて「スギハラウィーク」・「杉原千畝記念碑除幕式」へ参加
■カウナス市内観光(スギハラハウス・カウナス駅・旧市街 等)
■ヴィリニュス市内観光(KGB博物館・国立ユダヤ博物館・トラカイ城・旧市街 等)
◆ツアー発売開始日:3月30日(月)
※ツアー詳細は別途後日発表いたします。
リトアニア→日本ツアーの概要
◆コース名:2020年 杉原千畝氏生誕120年・命のビザ発給80年記念
日本・リトアニア相互訪問 リトアニア発 人道が紡ぐ日本への旅11日間
◆出発日:2020年11月12日(木)
◆ポイント:
■八百津町「杉原千畝記念館」訪問
■敦賀市「人道の港敦賀ムゼウム」訪問
■杉原千畝ルート周遊(八百津町・高山市・白川村・金沢市・敦賀市)
■京都府・東京都観光
◆ツアー発売開始日:1月30日(木)
※本ツアーは、リトアニア現地旅行会社主催によるリトアニア在住者を中心としたインバウンドツアーとなります。
JTBはこれからも岐阜県との連携協定のもとで、杉原千畝氏をはじめとした「命のリレー」を無形の遺産として共有し、海外から岐阜県内への誘客を促進させるとともに、観光の振興及び地域活性化に貢献する活動を行ってまいります。
(※1) 岐阜県とJTBとの連携協定について
締結日:2016年12月27日(火)
協定の趣旨:岐阜県出身の外交官で、「命のビザ」で知られる杉原千畝氏の功績や精神を世界に広め、次世代に語り継ごうと取り組む岐阜県と、第二次世界大戦中、「命のビザ」の発給を受けたユダヤ人の輸送業務を担い、現在もなお、企業風土として脈々と語り継いでいるJTBとの理念が共通することをきっかけとして、海外から岐阜県内への誘客を促進させるとともに、観光の振興及び地域活性化に資することを目的として締結
連携事項:
(1)インバウンド受入体制をはじめとする魅力ある観光地づくりの支援に関する事項
(2)周遊型・着地型旅行商品の開発に関する事項
(3)岐阜ブランド向上のための情報発信に関する事項
(4)その他両社が必要と認めた事項
主な取組み:
(1)訪日外国人向け着地型ツアー「杉原千畝記念館ツアー」の販売
(2)JTB USAのニューヨークおよびロサンゼルス支店内に「杉原千畝・訪日旅行インフォメーションセンター」の設置
(3)アメリカ・スペインで開催したイベントでの岐阜県観光プロモーションの実施
(4)ユダヤ系主要メディアを招聘して岐阜県内観光地の取材を実施。
(5)北米地域において販売されるジャパン・レール・パスの引換証を入れる封筒に、杉原千畝氏“命のビザ”の情報および岐阜県内の観光地の写真を掲載。
※ジャパン・レール・パス:JRグループの鉄道・バス・フェリーが利用できる外国人観光客向けの特別企画乗車券
JTBと杉原千畝氏とのつながりについて https://www.jtbcorp.jp/jp/colors/special/
1939年第二次世界大戦勃発後、ナチスの迫害から逃れようとしたユダヤ人に対し、当時、駐リトアニア領事代理であった杉原千畝氏が「命のビザ」を発行しました。「命のビザ」を手にしたユダヤ人の多くは、その後、大陸を横断し、海を渡り、日本へ。そこからアメリカをはじめ世界各地に脱出しました。この大陸から日本への海上輸送とアメリカへと送り出すまでの斡旋を担ったのがJTBでした。JTBは当時、社団法人「ジャパン・ツーリスト・ビューロー」として、戦禍の中、社としてユダヤ人輸送のお手伝いをするという決断をし、「命のビザ」を繋ぐことで職員たちが「命のリレー」の一端を担いました。
輸送にあたって、JTB職員は民間外交の担い手として、ユダヤ人の方たちに寄り添い、心の交流も生まれました。2017年には、「杉原サバイバー」の子孫が、大陸から日本への連絡船に何度も乗務したJTB職員の名刺を携えて、JTB本社を訪問しています。
また、JTBグループの社会環境活動(CSR)である「JTB地球いきいきプロジェクト」の中で、2012年より杉原千畝記念館の訪問や人道の丘公園の清掃活動等を通じ、杉原千畝氏を通じた人道精神や環境保全を考察するプログラムを実施しております。
<一般のお客様からのお問合せ先>
JTB岐阜支店 058-264-7911
営業時間 9:30-17:30(土・日・祝休み)