JTBは、明治が推進する「腸活」をテーマに、中高生向けの教育プログラム「おなかの学校」を共同開発し、自ら学び自ら考える力を育成する「探究学習」のプログラムとして全国の学校・教育機関に提供するプロジェクトを始動する。JTBが販売する探究学習プログラムとして、「腸育」をテーマに扱うのは初めての試み。
明治からヨーグルトなどの乳製品により「食と腸」から健やかな未来をつくるプロジェクトの展開に関して相談を受け、学校向けの教育プログラムを共同開発することになった。
おなかの学校は、食や健康という身近なテーマを主軸に据えることで、教員、生徒の双方が探究学習の入り口として、受け入れやすさを意識した内容とした。生徒自ら課題や疑問点を見つけ、それに対する答えを導き出す力を付ける探究学習をベースに「腸の健康」を学んでいくプログラム。「腸のしくみ」や「乳酸菌の働き」などの基礎知識に加え、「腸ヨガ」「乳酸菌発酵実験」「明治ヨーグルト工場見学」「ヨーグルトレシピづくり」などの体験学習を通じて、生徒が自ら興味、関心をもった腸活テーマに対し、問いを立て、情報収集、分析、発表を行う。
中高生を対象にした全国調査で、腸に腫瘍や炎症がないにも関わらず、おなかの調子が悪く、腹痛や便秘、下痢などが続く病気「過敏性腸症候群」が18.6%も存在するとの報告もある。両社は、同プログラムを通じて、腸を整えることの大切さや、腸の働きを支える乳酸菌の持つ多様な魅力について知ってもらい、「心身ともに健やかに生きること」の重要性を生徒が自ら学び自ら考える機会にしていく。