JTBは3日、トリップアドバイザーグループのBókunと提携し、体験型ツアーと現地アクティビティの予約・決済事業に本格参入した。
JTB BÓKUN ホームページ https://jtbbokun.jp
Bókunは、世界中のツアー&アクティビティ事業者様に対してB2Bプラットフォームを提供しています。新事業(名称:JTB BÓKUN)は、Bókunが保有するシステムのライセンスを受け、以下のようなサービスの提供を実現いたします。これにより、旅行をするお客様は旅マエ・旅ナカを問わず、体験型商品・ツアーを直前まで予約購入することが可能になります。
■提供サービス内容
日本のツアー&アクティビティ事業者様向け
・新たな流通チャネルの提供(OTAとのAPI接続(注1)、自社Webサイトにおける予約販売決済機能、アフィリエイト販売機能等)
・業務効率化 (商品在庫の一元管理、各種業務代行・支援等)・体験型コンテンツの企画・商品化支援(データ活用・分析やプロモーション支援等)
DMO・観光協会様向け
・体験型コンテンツをWebサイト上で予約・販売・決済する機能
・販売データ活用によるデジタルマーケティングの機会提供 等
宿泊施設様向け
・自社Webサイトや施設フロントにて体験型商品を販売することで、お客様の満足度を高め、付帯収入を得る機会の創出
■事業開始に至る背景と今後の展望
昨今コロナ禍における新しい観光のスタイルが定着し、近隣観光やコト消費につながる体験が求められるようになっています。また、近年の訪日インバウンド市場においても、リピーターの増加や旅行者の成熟に伴い、テーマ性のある旅や体験型コンテンツへの需要が高まっていることが、観光庁の調査結果(注2)でも示されています。
一方、ツアー&アクティビティ事業者様は、提供する体験活動をオンラインで流通させるなどの、デジタルを活用するための経営資源が限定的な状況にあります。また、販売者様にとっては、地域の特色に新たな価値を見出し体験したいと考える日本人旅行者、訪日外国人旅行者の需要に対応するために、豊富で質の高いコンテンツを幅広く供給することが求められています。
このような背景の中、JTBは、日本の豊富な観光資源、コンテンツを集約し、国内外のチャネルと接続して流通・販売する「ツーリズム・プラットフォーム(TPF)」の構築を進めています。今回紹介したJTB BÓKUNとともに、TPFを構成するサービス機能としては、すでに2020年4月に株式会社グッドフェローズJTBを設立し営業を開始しております。
JTBは、この事業を通じて、日本全国のツアー&アクティビティ事業者様の発展と地方創生の一助となるとともに、ビジネスパートナー様との協業と共創により、持続可能な地域社会の実現に向けて貢献してまいります。
(注1) 「API」=「Application Programming Interface」の略。複数のソフトウェアが相互に情報をやり取りすることで、円滑なサービス提供と操作性の向上につながる。
(注2) 観光庁「体験型観光コンテンツ市場の概観」世界のコト消費と海外旅行者の意識・実態の調査結果(平成31年3月)
■事業説明会について
※詳細、お申し込みはWebサイトをご覧ください。
JTB BÓKUN ホームページ https://jtbbokun.jp
2月10日(水) 午前(10時~11時半)事業者様向け / 午後(14時~15時半)事業者様向け
2月17日(水) 午前(10時~11時半)DMO様向け / 午後(14時~15時半)事業者様向け
2月24日(水) 午前(10時~11時半)DMO様向け / 午後(14時~15時半)事業者様向け
※株式会社グッドフェローズJTB 営業開始 2020年4月