JR東海、「車輪形状測定装置」を開発 25年度導入へ


走行中の車輪形状自動測定 摩耗に応じて適切に削正

JR東海の丹羽俊介社長は13日の定例会見(名古屋)で、走行中の列車の車輪形状を自動で測定する「車輪形状測定装置」を開発し、東海道新幹線と在来線電車を対象に導入すると発表した。各車輪の摩耗状態に応じて、適切なタイミングで車輪削正(レールとの接触面を削る)を行い、乗り心地の維持・向上や低コスト化を図る。2025年度中に同新幹線、26年度以降に在来線電車で運用を開始する予定。

列車の車輪は、走行することで摩耗し、徐々に形状が変化して乗り心地に影響するため、定期検査や一定の走行距離ごとにレールとの接触面を削正し、適切な形状を保っている。削正を繰り返し、車輪径が一定程度減少すると車輪を取り換える。【記事提供:交通新聞】

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