JR東日本スタートアップ、沿線の湧水を活用した「鉄道わさび」をGALA湯沢で栽培・提供開始


 JR東日本スタートアップは4月28日、沿線の湧水を活用した「鉄道わさび」をGALA湯沢で栽培、提供すると発表した。

JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進するCVCのJR東日本スタートアップ株式会社(以下、JR東日本スタートアップ 代表取締役社長:柴田 裕)と、株式会社ガーラ湯沢(以下、GALA湯沢 代表取締役社長:柳 隆夫)は日本の湧水資源を活用したわさび栽培の事業化を進めるグリーンインパクト株式会社(以下、グリーンインパクト 代表:高橋 泰昭)と、JR東日本沿線の湧水を活用し栽培する「鉄道わさび」栽培の実証実験を経て、本格栽培及び商品提供を開始いたします。
国産のわさびは、気候温暖化に伴うわさび田の水温上昇、干ばつ傾向の深刻化などで、生育環境が年々悪化。この10年ほど、収量は右肩下がりが続いています。また、国産のわさびは世界的な和食ブームにより世界的に需要が高まっている農作物であり、サプリメント等の加工品としても高値で取引されています。
2020年12月、JR東日本の沿線で豊富に湧き出す湧水を活用して、わさび栽培の実証実験を行い、育成に成功しました。今回、本格栽培及び流通・加工を行うことで、新たな「鉄道わさび」栽培のビジネスを拡大し、わさび栽培を通じた地域の活性化を目指します。

栽培中のわさび栽培中のわさび

【栽培概要】
■GALA湯沢でのわさび栽培
トンネル湧水はミネラル分も豊富で年間を通じて水温も低い為さわび栽培に適していると言われています。GALA湯沢スキー場の下を走る上越新幹線のトンネル湧水は駐車場の消雪や、軟水化装置を介して飲用として利用されています。今回、トンネル湧水を引き込むわさび棚を造成し、本わさび栽培をおこないます。栽培した本わさびはGALA湯沢スキー場内のレストランでの提供をおこないます。将来的には「GALAブランドわさび」としてお土産品、JR東日本グループ会社への提供等を進め6次産業化を目指します。
栽培場所:新潟県南魚沼郡湯沢町茅平地区(GALA湯沢駐車場内) ※最寄り駅:ガーラ湯沢駅
実証内容:本わさびの栽培

「提供概要」
提供商品:定食にワサビ漬け等小鉢 ※メニューは変更の可能性があります。
提供場所:GALA湯沢スキー場内和食レストラン「ゆた」
期間:  2021年4月29日(木)~営業終了まで
※数量限定(提供数が終わり次第終了とします)

 
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