ＪＲ東日本は5月20日、組織改正を行い、新たに「ＭａａＳ・Ｓｕｉｃａ推進本部」「エネルギー戦略部」の新設を発表した。実施は6月23日から。移動のシームレス化やＥＳＧ経営の実践を推進する。
ＭａａＳ・Ｓｕｉｃａ推進本部は、技術イノベーション推進本部のＭａａＳ事業推進部門とＳｕｉｃａやＪＲＥ ＰＯＩＮＴ関連業務などを所管するＩＴ・Ｓｕｉｃａ事業本部を統合して新設。新型コロナウイルスの影響で「リアルからデジタルへ」「マスからパーソナルへ」といった変化が加速することが見込まれる中、「移動のシームレス化」「多様なサービスのワンストップ化」「データを活用した新サービスの導入」の実現に向け、Ｓｕｉｃａ、ＭａａＳ、データマーケティングを三位一体で推進する。モビリティ・リンケージ・プラットフォームの拡充、連携を加速させ、利便性のさらなる向上、データマーティングの推進を図る。
エネルギー戦略部は、「脱炭素社会」への貢献や、エネルギー多様化などを通じて「ＥＳＧ経営の実践」をさらに推進するために新設。環境長期目標「ゼロカーボン・チャレンジ2050」の達成や、水素エネルギーの利活用などエネルギー多様化、電力のさらなる安全安定供給などに向け、社外との連携や技術開発などの強化を通じ、エネルギー戦略を大胆に策定、推進する。
