日本旅行業協会(JATA)中四国支部(時永幸雄支部長)は10月31日、「JATA環境保全活動in周防大島」を山口県周防大島町で開催。同支部の会員、家族ら57人が参加した。
JATAは観光振興と環境保全の両立に向けて、自然を観光資源とする観光地に赴き、資源の保全、生物の多様性についての意識向上を目的に、清掃や外来植物の駆除など環境保全活動を行っている。
参加者は、山口県周防大島町の片添ヶ浜を清掃。海藻研究所の新井章吾所長から「ニホンアワサンゴを守る段々畑と森」と題するセミナーを聴講した。世界有数のニホンアワサンゴの群生地である同地の生態系を知るとともに、保護活動の大切さを学んだ。「なぎさ水族館」ではニホンアワサンゴの実物を観察。学芸員からその生態を学んだ。
参加者は「清掃活動は海洋ゴミの分別が必要と知り、勉強になった」「貴重な体験ができ、子どもたちも喜んでいた」などの感想を述べた。
山口県周防大島町の片添ヶ浜での海岸清掃活動の様子