
ATPふき取り検査の様子
「キレイのチカラを、翼にのせて。」
日本航空(JAL)は1日、「キレイのチカラを、翼にのせて。」をスローガンに花王と連携し、改良した清掃マニュアルの運用を始めた。空港や機内など、さまざまな場所の衛生状態や、感染症対策の点検を実施する。
JALは、安全、安心な空の旅を届けるため、徹底した感染症対策「JAL FlySafeの取り組み」を推進している。これまで、空港カウンターやラウンジ、機内などあらゆるタッチポイントでこまめな清掃、消毒作業や、抗ウイルス・抗菌コーティングを実施している。
今回は、感染症対策ソリューションを提供する花王と連携。取り組みでは、花王の専門家が空港カウンターやベビーカーなど客が触れるさまざまな場所を中心とした「ATPふき取り検査」で衛生状態を数値化。その結果に基づき、汚れを見落としやすい箇所への清掃エリアの拡大や洗浄と除菌が同時にできる花王製品「医療施設用クリンキーパー」の導入といったマニュアルの改良に取り組み、同日から国内の全空港において、新しいマニュアルに沿った清掃を始めている。
化粧室は、一定時間ごとに清掃を実施。限られた時間で確実で効果的な清掃ができるよう、ATPふき取り検査とブルーライトを用いた調査結果をもとに清掃箇所の追加や、感染防止用ガウン、手袋、フェイスシールドの着脱手順や廃棄方法についてマニュアルを改良している。また、狭い空間でも効率的な清掃ができるよう、コンパクトに設計された花王製品「クイックルミニワイパー」と、便器から床、壁の汚れを落とし、除菌もできる掃除シート「トイレクイックル消臭ストロング」も導入している。
今後は、花王の専門家が空港・機内での運用の点検や施設・設備の衛生状態の確認を定期的に実施し、安全、安心な衛生品質の維持、向上に取り組む。
ATPふき取り検査の様子