台北市政府観光伝播局は14日、日本人観光客誘致キャンペーン「Feel Taipei 台北の旅温度を感じる」(期間9~12月)の発表会を東京都内で実施した。同キャンペーンの企画商品の発表などを行った。
発表会では冒頭、台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表が「台湾と日本の結び付きは強い。助け合いの絆は進化して、新しいものを育んでいる。台北の『旅温度』を感じるというテーマだが、台湾人の人情味や熱い心を感じてほしい」とあいさつ。
主催者を代表して、台北市政府観光伝播局の簡余晏局長は「台北は観光事業に力を入れて頑張っている。グルメや古い街並みなど美しい景色がたくさんあるのでぜひ来てほしい」と呼び掛けた。
同キャンペーンは今年で2回目。特別企画商品として、昨年に続きファミリーマートと共同でオリジナル商品を開発。19日から、台湾産のライチ果汁とココナッツアイスを使用した氷菓「ココライチ」を、全国のファミリーマートとサークルKサンクスで販売している。
HISは、同キャンペーン専用ツアーとして、2017年1月から運行する「台北市2階建て観光バス」を使用したツアーを発売。参加者には、オリジナルガイドブックやトートバッグ、地下鉄などで使用できるIC乗車券「悠遊カード」などをプレゼントする。
エバー航空は、専用の割引運賃の設定やサンリオのキャラクター「ハローキティ」などをデザインした飛行機4機を、台北―羽田、成田、関空、福岡、那覇、新千歳、上海、ソウルで運航する。
このほか、台湾のガイドブックを執筆するイラストレーターのオガワナホさん、8月に同局の観光親善大使に就任したモデルの田中里奈さんが出席。台湾のグルメやファッション、人の温かさなどをPRした。