静岡県はこのほど、ゴールデンウイーク(GW)期間の観光入り込み客数などを調査し、結果をまとめた。県内の主要な観光施設32カ所の入り込み客数は、期間の前半は増加したが、後半に落ち込み、前年同期比1.9%減だった。
調査対象期間は、4月27日~5月6日の10日間。
観光施設32カ所は、前半の5日間は前年同期比33.9%増だったが、後半の5日間は同17.9%減だった。主な施設では三島スカイウォーク(三島市)が6.6%増、伊東マリンタウン(伊東市)が7.4%減、富士川楽座(富士市)が2.1%減、焼津さかなセンター(焼津市)が8.0%増など。
県内の主要イベント7件の入り込み客数は、前年同期比5.9%減だった。「浅間大社流鏑馬祭」(富士宮市)は6.3%増だったが、天候の影響を受けた「浜松まつり」(浜松市)が4.6%減、花の開花が早まった影響で「藤まつり」(藤枝市)が23.6%減だった。
市町の観光協会に照会した期間中の宿泊者数の傾向は、熱海市が大幅に増加したが、他は前年並みの地域が多かった。