JTBは10日、ゴールデンウイーク(GW、4月25日~5月5日の11日間)の宿泊旅行の見通しを発表した。今年は休みの日並びが良く、また、好調な企業業績を反映し財布の紐も緩み、国内旅行人数は前年より1・0%増加し、過去最高となる2384万人と予測。国内旅行平均費用も3万6200円となり、1・7%増える見込みだ。
今年のGWは、4月28~30日の前半の3連休と、5月3~6日の後半の4連休があり、間の2日を休めば9連休も可能だ。昨年は前半が2連休、後半が5連休であったため、旅行へ行く人が後半に集中したが、今年は分散。期間中に2回の旅行をしたり、帰省と旅行の両方を行ったりする過ごし方も増えそう。
利用宿泊施設は旅館(30・1%)が5・8ポイント増加する一方、ホテル(33・5%)が9・1ポイント減少。実家・知人宅(35・3%)は0・8ポイント増えている。
JTBの国内パッケージツアー「エースJTB」の予約状況をみると、出発日のピークは、前半初日の4月28日と後半初日の5月3日。行き先は、東北や九州、中国四国などが人気となっている。
海外旅行人数は、前年比0・7%増の59万人、旅行平均費用は、2・7%増の26万4千円。出発日のピークは5月3日で、遠距離方面は4月28日、29日も多いという。