ホテル龍名館東京などを運営する龍名館(東京都千代田区、浜田敏男社長)は1日、新しいホテル「ホテル1899東京」を東京都港区に開業した。1899年の創業以来、約100年ぶりに用地を取得して建設したホテルで、デザインは茶屋、茶道など「お茶」をテーマにしている。
敷地面積は約370平方メートルで地上9階建て。客室数は63室。投資額は用地代を含めて約35億円。宿泊客数の目標に年間2万組、売上高の目標に年間約4億円を掲げる。
客室は「茶屋をイメージした庵」をコンセプトに4種のデザイナーズルームを持つ。縁側に見立てたベンチソファなどがある客室のほか、すべての客室に茶せんをモチーフにした照明、茶室をイメージした丸い窓などを設置。宿泊料金は1泊1室で2万3千円から。
1階にはレストラン・デリカテッセン「DELI&BAR1899東京」が来年1月16日にグランドオープンする。
「茶屋の縁側」を備えた客室