
鹿児島カレッジの体験実習。桜島の湯之平展望所で記念撮影
鹿児島県(観光かごしま大キャンペーン推進協議会)とJR西日本は9日から12日まで、「鹿児島カレッジ」の体験実習を行った。旅行離れと言われる若年層をターゲットに、山陽・九州新幹線の利用促進と県への旅行需要を喚起する取り組みで、今年で2回目となる。
今年度は神戸松蔭女子学院大学(神戸市)が大隅エリア、関西大学(大阪府)は昨年引き続き霧島エリア、広島経済大学(広島市)が甑島エリア、和歌山大学(和歌山市)は指宿エリアに加え、首都圏から参加した清泉女子大学(東京都品川区)は出水・さつま町エリアで実習を行った。
鹿児島カレッジでは、観光地で大学生が地元住民との交流やさまざまな体験を行い、鹿児島の旅の素晴らしさを若者目線で発見し、フェイスブックで情報発信する。
行程の初日は新大阪駅、新神戸駅、広島駅で、参加する大学生が山陽・九州新幹線の直通のさくら号に乗車。車内の様子をフェイスブックに投稿したり、大学間やJR西日本のスタッフと交流を図ったりした。鹿児島到着後は共通プログラムとして、桜島で温泉掘り体験などを行った。
今年は2日目と3日目に各エリアで、行われる体験プログラムを拡充。 3日目の午前中に鹿児島市内に戻り、仙巌園など自由見学。午後からはホテルタイセイアネックスで報告会を行い、夕方には山陽・九州新幹線直通のさくら号で帰路についた。
今後は中報告会を10月中旬に実施。成果報告会を12月中旬に旅行会社に向けて実施する予定だ。

鹿児島カレッジの体験実習。桜島の湯之平展望所で記念撮影