鶴雅グループ、温泉熱を暖房・給湯に利用


 鶴雅グループ(北海道、大西雅之社長)はこのほど、省エネルギーと二酸化炭素(CO2)排出削減のプロジェクトを始めた。グループ旅館の「あかん遊久の里鶴雅」と「あかん鶴雅別荘鄙の座」(北海道阿寒湖温泉)で、新規の温泉熱源を調達。高温の温泉熱を館内の暖房や給湯に利用する。また、温泉排水の熱も暖房、給湯に利用する。これまでの重油ボイラによる暖房、給湯に比べ、CO2の排出量を34%削減。重油消費量も83%削減するとしている。

 熱交換器システムで温泉と上水を熱交換。従来の重油ボイラに比べ、消費燃料を大幅に削減する。また温泉を循環加温からかけ流しに変更することで、循環加温にかかっていた消費燃料を削減する。

 さらに、排出される温泉排水の保有熱をヒートポンプシステムで採熱し、冷暖房と給湯予熱に利用する。

 プロジェクトは経済産業省の「平成20年度中小企業に対するCO2排出削減量認証事業」と、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「平成20年度温室効果ガス排出削減支援事業費補助金交付」の採択を受けている。

 工事期間は1月末から3月中旬まで。総工事費1億6600万円。

 
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