鳥取県は8月29日、東京・新橋のとっとり・おかやま新橋館で、9月からカニ漁が解禁されるのに合わせて実施する「蟹取県ウェルカニキャンペーン」の記者会見を行った。「カニが大好き」というタレントの橋本マナミさん(33)をゲストに迎えて、県のカニのおいしさと観光地としての魅力をアピールした。
カニの水揚げ量日本一を誇る同県は2014年度から毎年、カニの漁期に県名を“蟹取県”と改め、誘客キャンペーンを展開しており、今年も9月1日から来年2月末まで実施する。
期間中、県内の指定宿泊施設(127施設)に泊まった人を対象に、抽選で毎月100人(総勢600人)に鳥取の旬のカニをプレゼントする。また、特設サイトを設け、カニキャップを被った姿やカニポーズ(ピースサイン)などカニに関する写真を募集する「カニ&ピースフォトコンテスト」やスタンプラリーも行う。
平井伸治知事は、「カニの水揚げ量は年間8800トンほどで、北海道や兵庫県の約3千トンを大きく引き離し断トツの1位だが、あまり知られていない。キャンペーンを通して県のカニのおいしさ、魅力をアピールしたい」と意気込んだ。
ゲストの橋本さんはカニキャップ、カニ色のワンピース、白エプロン姿で登場し、「橋本“カニミ”です」とノリノリで自己紹介。仕事で行った北海道でカニ丼を食べてからカニの魅力にはまったと説明。カニを前においしいむき方も披露した。
また、「鳥取県は行ったことがない。鳥取砂丘など観光地を巡り、温泉に入って、カニを食べたい」と思いを語った。
橋本さんは平井知事と共に「蟹取県宣言」を行い、「鳥取には絶品のカニがある。ぜひ足を運んで」とアピールした。