
握手を交わす平井知事(右)と寶田理事長
マンガとアニメによる地域活性化や観光誘客の取り組みを進める鳥取県は10月27日、NPO法人秋葉原観光推進協会と連携協定を結んだ。アニメなどの聖地として国内外から多くの愛好家を集める秋葉原と、イベントなどで連携することで、「マンガ王国とっとり」の知名度向上などにつなげたい考えだ。
同日東京・秋葉原で行われた調印式には、平井伸治・鳥取県知事と・寶田篤・秋葉原観光推進協会理事長が出席。両地域で開催のイベントなどの場で、お互いのイベントや観光情報を発信しあうことなどを取り決めた。
鳥取県は、マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさん(境港市)や「名探偵コナン」の作者、青山剛昌さん(北栄町)らの出身地で、各作品や作家をテーマにした観光スポットが数多くあるほか、各作品を活用したまちおこしも盛ん。来年11月7〜10日には「国際マンガサミット」も開かれることから、サポーター制度を導入するなどしてまんが王国とっとりのPRを進めている。
自身も鬼太郎ファンで、秋葉原の出身でもある平井知事は、「来年のマンガサミットを控え、『世界のアキバ』とタッグを組むことにした。一緒にマンガ・アニメを通して日本を、世界を元気にしていきたい」と意欲を語った。

握手を交わす平井知事(右)と寶田理事長