鳥取・吉川豚を食材に競技 JRホテルグループ、「第16回料理コンテスト」を京都で実施


優勝した鎌田さん(前列中央)

 JRホテルグループ(会長・里見雅行日本ホテル社長、会員64ホテル)は23日、第16回「JRホテルグループ料理コンテスト」を開いた。競技は大和学園京都調理師専門学校で、表彰式はホテルグランヴィア京都で行った。

 同コンテストは、(1)クッキングスタッフのスキル向上(2)JRホテルグループの活動アピール(3)グループ一体感の醸成―を目的に年に1度実施している。

 今年は「吉川豚 フィレ肉」を主食材に使ったオリジナル西洋料理を作品テーマに、40歳以下のグループホテル社員22人が料理の腕を競い合った。JRグループ6社と鳥取県、島根県が「山陰デスティネーションキャンペーン」を7~9月で実施中のため、主食材に鳥取県特産の吉川豚が選ばれた。

 技術審査では「調理技術」「作業の進め方」「経済効率」「盛り付け」「衛生知識(制服、手洗い、爪・髪、材料洗い、まな板洗い)」を競技者名を伏せて審査。試食審査では「味」「独創性・アイデア」「盛り付け」「素材の活かし方」「料理の完成度」を同様に競技者名を伏せて審査した。審査委員長は日本ホテル統括名誉総料理長の中村勝宏氏が務めた。

 優勝したのは、ホテルメトロポリタンの鎌田綾奈さん。優勝の賞状とトロフィーを里見会長から授与された鎌田さんは「おととしは5位、昨年は準優勝だったので、今年は優勝を目指していた。今後の糧にしたい」と優勝の喜びを語った。

 里見会長は「JRのホテルは全国どこでも料理がおいしいと言われるように、これからも研さんを重ねてほしい」と述べ、参加した22人と各ホテルから応援に駆け付けた料理長らをねぎらった。

 優勝者以外の審査・表彰結果は次の通り(敬称略)。

 準優勝・河本英樹(ホテルグランヴィア京都)▽3位・髙田充史(ホテルグランヴィア岡山)▽4位・石澤美栄子(ホテルメトロポリタン山形)▽5位・幡川美佳(ホテルグランヴィア大阪)▽アイデア賞・伊藤節夫(ホテルメトロポリタン盛岡)▽デザイン賞・本瀬茅沙(JRタワーホテル日航札幌)▽技術賞・佐藤友美(ホテルメトロポリタン仙台)。


緊張感が漂う技術審査の様子


参加した競技者と審査員ら


優勝した鎌田さん


ホテルメトロポリタン池袋・鎌田綾奈さんの優勝メニュー「吉川豚フィレ肉のデュクセル巻グラタン仕立てとソーセージ トリュフソース」

 
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