栃木県鬼怒川温泉の老舗旅館「あさや」はこのほど、八番館の貴賓室2部屋と、個室料亭「日光」をリニューアルオープンした。
104平方メートルの貴賓室客室には、鬼怒川渓谷側に温泉を引いた眺望風呂を備え、シモンズ社製ベッド2台のベッドルームに加え、15畳の畳スペースを用意した。室内には栃木の伝統工芸品である「鹿沼組子」を随所に施しており、鹿沼組子の繊細さと木のぬくもりが「和」の空間を一層引き立て、高級感を醸し出す。
八番館個室料亭の日光は、利用者のニーズに対応するため3室を増室し、全13室とした。そのうち6室は椅子・テーブル式へとリニューアルした。「落ち着いた和モダンの備えの中で、足を伸ばしてゆったりと食事を楽しんでもらえる」と同館。
内装には鹿沼組子のほか、県の宇都宮市大谷地区のみで産出される「大谷石」を施し、高級感の中にも温かみのある空間を演出。料理を盛り付ける器には九州の有田焼を採用。これまで以上に、地物食材にこだわった食事を提供する。
また、八番館の6階には八番館宿泊者専用の「プレミアムラウンジ」を新設。プレミアムラウンジでは午前6時~9時、午後2時~9時の間、コーヒーや紅茶、菓子の無料サービスを行っており、新たなくつろぎのスペースとして利用できる。
貴賓室