7日からの「土佐れいほく博」もPR
高知県の観光特使にタレントの塚地武雅さんが就任した。1日、東京の同県アンテナショップ「まるごと高知」で委嘱状交付式が開かれ、尾﨑正直知事が特使の委嘱状と名刺を手渡した。知事は今月7日に始まる嶺北地域観光キャンペーン「土佐れいほく博」もPRした。
お笑いコンビ「ドランクドラゴン」や俳優としても活躍する塚地さん。父親が同県黒潮町出身の縁で委嘱が決まった。
「子どものころ、里帰りで高知に行くのが楽しみだった。入野(黒潮町)の海を見て、『これが(本物の)海か』と衝撃を受けた」と塚地さん。「今はサーフィンのメッカで、移住してきたサーファーもいる」と知事が応えると、「僕もサーフィンを始めなきゃ」と話し、笑いを誘った。
会場では今月7日から12月25日まで、同県北部の嶺北地域(大豊町、本山町、土佐町、大川村)で開かれる土佐れいほく博もPR。自然を舞台に地域の魅力をアピールするキャンペーンの内容を知事自らが伝えた。
塚地さんには「土佐あかうし」(和牛)、「土佐天空の郷」(米)、「土佐はちきん地鶏」など、嶺北産の食材を使った料理も振る舞った。
「あかうしは味がしっかり、地鶏はジューシーでおいしい」と塚地さん。米のコンテストで3回、日本一に輝いた土佐天空の郷を使ったおにぎりは、当たり役の「裸の大将」を連想させる食べっぷりをみせた。
嶺北産の米「土佐天空の郷」を使ったおにぎりを両手にご満悦の塚地さん(右)。左は尾﨑知事