
あいさつする西牧世博・専務鉄道事業本部長
JR四国は5月27日、商品説明会をホテルグランヴィア大阪(大阪市北区)で開き、来年に高知県で運行を始める新しい観光列車や四国4県の観光をPRした。
JR四国の西牧世博専務鉄道事業本部長があいさつに立ち、「今年度は新型特急2700系がデビューし、高松―松山間にフリーWi―Fiを設置するなど利便性向上を図る。瀬戸内国際芸術祭など地域イベントに合わせて、商品造成、にぎわいの創出に取り組む」と述べた。
来年春に新しい観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」がデビューする。幕末に活躍した志士たちの歴史と雄大な自然、高知ならではの食を土佐流のおもてなしとともに楽しめる。運転は高知―窪川間。2両編成の全席グリーン車。
地域との協働による観光活性化事業「四国家のお宝」では、「鬼ヶ島大洞窟」(香川県高松市女木島)、「奥内の棚田」(愛媛県松野町)、「本楽寺の枯山水と吉野川」(徳島県美馬市)など、ガイドとともに各地を巡るさまざまな企画を用意した。
四国では2021年10~12月、JRと4県による「四国デスティネーションキャンペーン」も予定している。
あいさつする西牧世博・専務鉄道事業本部長