初当選、2位に3600票差
任期満了に伴う岐阜県高山市の市長選挙は8月28日投票、即日開票され、無所属新人で飛騨・高山観光コンベンション協会専務理事の田中明氏(たなか・あきら、61)が初当選した。
市長選は過去最多の4人の争いとなったが、自民、公明の推薦を受けた田中氏が1万9815票を獲得、2位の無所属新人で精神科医の益田大輔氏(47)に約3600票差をつけ当選。投票率は64・87%で、前回と比べ2・93ポイント上回った。
田中氏は同市出身。東海大を卒業後商社に勤務。1987年に市役所入庁。地域振興室長やブランド・海外戦略部長、企画部長などを経て、2021年退職。旅行会社シージェット社長で、今年4月から飛騨・高山観光コンベンション協会専務理事を務めている。
市長選に当たっては、持続可能な地域づくりのための観光振興の活用、子どもたちが充実した将来を迎えられる教育環境の整備、多様性を尊重しあえる社会の構築―などを政策に掲げた。
田中明氏