
nomiigo
サントリーはこのほど、常温の缶から「飲食店の生ビール」が提供できる業務用の新ビールサーバー「nomiigo(ノミーゴ)」のテスト展開を開始した。新製品は今まで、樽(たる)生ビールサーバーの導入が困難だった飲食店も、常温の缶から生ビールを提供できる。
特徴と導入のメリットは(1)常温の缶が使用できるため、あらかじめ中味(缶)を冷やしておく必要がない(2)口あたりのよいきめ細かくクリーミーな泡と、飲食店で提供される温度(4度程度)のビールを提供できる(3)1缶注ぎ切りのため、1杯1杯あけたてで提供できる(4)配管内にビールが残らず洗浄時のビールロスを最小化できる(5)メンテナンスが容易で作業負荷が低減―など。
操作方法は簡単。まず、未開栓の350ミリリットル缶をサーバーにセットして、ビールと泡を抽出するだけ。
サントリーによると「飲食店の生ビールのうまさの秘訣は、クリーミーな泡と適正な温度だが、一部の飲食店では開封後の品質保持の観点から、樽生ビールサーバーの設置が困難だった」と指摘する。
その中で、「当社はnomiigoの展開によって、飲食店に寄り添う活動をより一層進めるとともに、ビール類市場の活性化を目指す」としている。
この件についての問い合わせ先は、サントリーお客様センター(https://www.suntory.co.jp/customer/)。
nomiigo