
帝国データバンクがこのほど、食品メーカー主要195社の価格改定動向を調査したところ、9月の飲食料品値上げは合計で2067品目と、前年同月(2920品目)から853品目減、7割の水準にとどまったほか、値上げが本格化した2022年以降、初めて2カ月連続で前年同月を下回った。「値上げの浸透で(食品メーカーの)収益がある程度改善し、原材料価格も一服してきたことから値上げ機運は後退の気配も見られる」(同社)。
主な要因としてこのほか、「22年9月に値上げされた食品のうち、約半数を占めた肉製品やバター・マーガリンなど油脂製品、魚介缶詰製品などでまとまった値上げが見送られた」ことを挙げている。
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