韓国観光公社(KTO)は11月22日、インセンティブツアーを中心に新しい韓国MICEを紹介するイベント「2018韓国MICEセミナー、商談会」を東京都港区のウェスティンホテル東京で開催した。旅行会社、メディアなど約150人が参加。韓国のMICE関連の施設など観光素材や支援内容を紹介し、韓国国内でのMICE開催を売り込んだ。
セミナーでは冒頭、KTOの申相龍(シン・サンヨン)東京支社長が「今年は平昌五輪の開催で、安全で楽しい韓国のイメージが浸透し、日本人の訪韓数が昨年を上回る290万人となる見込みだ。旅行だけでなく、着実に増えているMICEの利用も促していきたい」とあいさつした。
セミナーではKTO東京支社の伊藤清香マーケティングマネージャーが「韓国での国際会議の開催は2009年の世界経済危機以降、年平均16%増加し、昨年は1297回開催されるなどMICE需要が高まっている。都市別のランキング(2016年、UIAランキング)ではソウルが年639回で世界3位となるなど、東京(5位、年247回)を上回っている」と説明した。また、最新の観光素材として、ソウル駅の東西を結び、以前は高速道路として利用されていた高架遊歩道「ソウル7017」や収容人数が1万人を超える韓国最大規模の展示施設「キンテックス」、世界80カ国の人がビザなしで訪問できる「済州島」など最新の観光素材、KTO独自の支援制度の紹介を行った。
商談会では、韓国の自治体やホテルなど施設が、日本の旅行会社らにMICE会場や支援制度などをPRした。
あいさつするシ申東京支社長