韓国観光公社、「公演」「伝統市場」など7テーマで誘客


鄭チーム長がテーマ観光を紹介

 韓国観光公社(KTO)は25日、韓国の新たなテーマ観光を紹介する「2018韓国テーマ観光説明会」を東京・四ツ谷の韓国文化院で開催した。公演や伝統市場など七つのテーマ観光を旅行会社、メディアにPRした。テーマ観光を新たな観光の起爆剤として誘客拡大を目指す。

 説明会では、KTO東京支社の申相龍支社長が「1千万人を超える双方向交流が行われる時代となった。2月に開催された平昌五輪を機にさらに明るい兆しが出ている」と日韓観光の現状を説明。今後の韓国観光については「韓国には五輪以降、何があるのかという質問を頻繁に聞く。『だけじゃない韓国、再発見』をテーマに、新たなテーマ観光を紹介していく」と方針を示した。

 説明会では、(1)世界最高数165の劇場を構え、ミュージカルなどを毎日楽しめるソウルの大学路(テハンノ)の「公演」(2)韓国の味や買い物が楽しめる「伝統市場」(3)平昌五輪・パラリンピックが開催された江原道のスキーリゾートなど「スポーツ」(4)世界196チームのDJが23のステージで公演するワールドドームコリアなど世界のイベントが楽しめる「国際イベント」(5)数多くのスターが並ぶろう人形館「グレベンミュージアム」や韓国の酒の試飲などが楽しめる「伝統酒ギャラリー」などの「異色体験」(6)5カ所の代表するクルーズ港から船上パーティーなど船旅が楽しめる「クルーズ」(7)ソウルの食堂「モルジャゴルモク」で味わえる「麻薬キムパブ」やユッケなど「食べ物」―の七つのテーマ観光を紹介。KTOテーマ商品チームの鄭辰洙チーム長は「ニーズに合ったテーマ観光を紹介していきたい」と意気込んだ。

 また、劇場や国際イベント担当者がそれぞれ魅力を紹介した。広報大使として会場に訪れた、アイドルグループ「BTOB」のウングァンさんは「以前にクルーズで公演した際に、言葉の壁が不安だったが、外国人の人にも満足してもらえた」と魅力を紹介。韓国でお薦めの場所としては「ソウルの通仁市場は古き良き時代の伝統や人情が楽しめる。昔の通貨を使って好きな食材を楽しめるコイン弁当はとってもおいしくお薦めだ」と話した。


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