静岡県、家康の“いわれ”を収集、観光事典に


 静岡県は、県ゆかりの武将、徳川家康が2015年に没後400年を迎えるのを前に、「徳川家康公ゆかりの『こと・もの』大調査」を実施している。県内に残る家康の「いわれ」「言い伝え」を県民らから集めて「ふじのくに家康公観光事典(仮称)」としてまとめ、今後の観光客誘致に活用する。

 家康は生涯の大半を静岡で過ごし、1616年、駿府城で亡くなった。駿府城公園は静岡市葵区にあり、「葵区」の名称は徳川家の家紋に由来する。

 県観光振興課によると、家康は乱世を鎮め、260年以上にわたる戦乱のない時代の基礎を築いた武将として、国内だけではなく、中国や韓国の経営者層に人気がある。

 集まったいわれや言い伝えは、専門家の評価を経て事典としてとりまとめる。事典は来年、日本語版5万部、中国語簡体字版と同繁体字版、韓国語版各3千部を発行。国内外の旅行会社や航空会社などに配布する。

 同課は「家康をテーマとしたツアー造成、おみやげ品開発などに役立ててほしい」と期待している。

 
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