鹿児島県霧島市の日当山西郷どん村に「西郷どんの宿」が完成した。2017年12月9日に完成記念式典、翌10日にオープニングイベントが開催された。18年は明治維新150周年で、NHK大河ドラマ「西郷どん」の放送が始まることもあり、新たな観光拠点施設として整備された。
西郷隆盛は、霧島市隼人町の日当山温泉郷によく訪れた。温泉、狩り、釣りを楽しんだ話が伝わっている。その際に宿泊したのが龍宝家の屋敷といわれている。
この屋敷を復元した「西郷どんの宿」が老朽化していたため、再整備された。
完成記念式典では、徳島県の仏画家、江本象岳氏による絵画「南洲翁のかたえに」の寄贈除幕式が行われた。「南洲翁のかたえに」は、西郷隆盛を中心に明治維新に活躍した志士たちの群像を描いた作品となっている。
オープニングイベントでは鈴かけ馬踊りや天孫降臨霧島九面太鼓が披露されたほか、「西郷どんなりきりコンテスト」が開催された。
18年度中には物産館や足湯も順次整備される。