阪急阪神ホールディングスは1月24日、4月1日付で発足する旅行・国際輸送事業の中間持ち株会社の社名を「阪急阪神交通社ホールディングス(HD)」とし、社長には阪急交通社の小島弘社長(64)が就任すると発表した。持ち株会社における旅行事業の取扱額は約4111億5600万円となり、「業界第4位の規模になる」という。
阪急阪神交通社HDの資本金は5億3千万円で本社事務所は大阪市に置く。発行済み株式数は1千60万株。
傘下には、阪急交通社の旅行部門を継承する阪急交通社旅行事業分割準備会社(4月1日から阪急交通社に変更)、阪神電気鉄道の旅行部門を受け継ぐ阪神航空など4社を置き、「並列の関係で事業を営む形態に再編する」としている。
阪急交通社の概要は、資本金1億円、従業員1479人(06年度末)、取扱額3758億7700万円(06年度)、営業拠点が国内52カ所・海外8カ所(今年1月1日現在)。阪神航空は同じく6千万円、250人、352億7900万円、国内19カ所・海外2カ所となっている。
なお、阪神航空の社長は現社長の牧田俊洋氏がそのまま就く。
小島弘氏