阪急交通社は1日、大阪市のヒルトンプラザウエストオフィスタワーで入社式を行った=写真。新入社員80人を前に、酒井淳社長は次のように訓示した。
一、コロナ禍の影響で2020、21年度は非常に厳しい事業環境にさらされたが、22年度は先輩社員の頑張りで業績を大きく回復させることができた。23年度は創業75周年だったが、節目の年を好業績で終えることができた。
一、コロナ禍で失ったものもあるが、得たものもある。当社は同業他社とは異なり、全国各地の支店が商品の造成拠点となって数々の新商品が誕生した。また、これまで培ってきた信頼をもとに、コロナ禍は国や自治体のコロナ関連事業に協力することができたが、アフターコロナも官公庁のコールセンター事業や、能登半島地震においては被災者向けの事業運営に携わっている。逆境における当社の強さを感じることができた。
一、社員はまじめで我慢強く、スピード感があり、そして強固なチームワークを備えている。このことがお客さまの信頼につながり、さらには次の仕事につながっている。
一、研修期間では、当社の掲げる基本方針「常に変化を求め、お客さまの声に応える『旅』の創出で、社会に必要とされる企業を目指す」を見ておいてください。常に変化に素早く柔軟に対応し、お客さまや取引先の声にしっかりと耳を傾けてください。