抗ウイルス・抗菌効果が期待できる光触媒コーティング施工に取り組んでいる阪急交通社は16日、奈良市の薬師寺で、法話会場や写経道場の机や椅子などを無償で施工した。
新型コロナウイルス感染防止対策の一環。同社は「旅行訪問先の一つとして、(薬師寺には)参拝やコンサートなどで協力いただき、お世話になっている。そのお礼を兼ね、また今後のために、社会貢献として(無償で)施工させていただいた」と話す。
コーティングしたのは白凰伽藍内特設法話会場のパイプ椅子300席と、写経道場の机200個、椅子200席。約4時間かけて行った。
薬師寺の生駒基達副住職は「光触媒はコロナウイルスやさまざまな菌を抑える効果があると聞いている。特設法話会場では主に修学旅行生の生徒さん、写経道場は若い方からご高齢者まで利用いただくので、施工は大変大事なことだと思うし、感謝している」と述べた。
コーティング施工の様子