経済回復、業界振興へ
日本能率協会(JMA)は7月29日から31日までの3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で「第12回関西ホテル・レストラン・ショー」を開く。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の全国的な解除を受けて開催。「コロナ禍により多くの商談機会が失われ、経済に深刻な打撃が懸念される中、感染症のリスクを抑えながら展示会を開催することで、1日も早い経済回復、対象業界の振興に寄与する」とJMA。
ショーは「衛生関連設備・備品」「浴場関連設備・備品」「調理機器・器具」「ITシステム」など、旅館・ホテル、レストランの最新の業務用商品、サービスを紹介する展示会。これらをアピールするデモンストレーションや、最新のトレンドを紹介するセミナーも行う。
来場者は宿泊、レジャー、外食などのサービスに関わる人や、自治体、業界団体関係者、デベロッパー、設計関係者らを想定。会場はこれら来場者と出展者の商談の場となる。
主催者はJMAのほか、日本旅館協会、日本ホテル協会、国際観光日本レストラン協会、国際観光施設協会の各団体。大阪観光局、関西経済連合会が後援、大阪府などが協力する。
製造業や建設業の生産性向上を目指した「メンテナンス・レジリエンスOSAKA2020」など六つの専門展示会を併催。総展示規模は585社、1107ブースを見込む。
開催に当たり、新型コロナウイルス感染拡大の防止対策を講じる。大阪観光局が大阪府、大阪市の合意のもとに作成した「感染症拡大のリスクを抑え、MICEを開催するための主催者向けガイドライン」(6月3日発表)に基づき、参加者の安全を確保するための運営方法を講じるとしている。