
長野県は8月29日、東京都内で「学習旅行・企業研修誘致説明会」を開催した。主催は県観光機構で、県内の旅館・ホテルなどの観光事業者42団体と旅行会社24社が参加した。山ノ内支部と松本支部による誘客PRに加え、観光事業者と旅行会社による個別商談会も催された。
冒頭、県観光機構パブリック事業部の岩本文成氏が登壇、県の現状などを説明した=写真。「(集客は)コロナ前に戻りつつある中で現在、SDGs(持続可能な開発目標)プログラムの開発、強化を図っている」と述べた。
具体的には、観光協会や地域のDMOと連携し、プログラムのブラッシュアップを図るため、研修会などを重ねているとした。
新たに「長野県合宿ガイド」を作成したことも明らかにした。市町村と連携し、夏場に地域の体育館、グラウンドを利用できるようにした。陸上などの高地トレーニングのニーズが高まっていることがその理由という。専用の相談窓口は、東京都中央区にある県のアンテナショップ、銀座NAGANOに設けた。「合宿地の選定にお困りなら、問い合わせてほしい」と岩本氏。
併せて、若手の企業研修、人材育成などチームビルディング需要の高まりに応えたプログラムや、SDGs学習プログラムを企業用にアレンジして人材育成に生かせるプログラムなども多数そろえているなどとアピールした。