長野来県の外国人、初の30万人突破


 長野県がこのほど発表した08年の外国人延べ宿泊者数は、対前年比6.9%増、1万9465人増の30万934人となり初めて30万人を突破した。「オーストラリアからのスキー客が55.5%増となり全体の数字を押し上げた」(県観光部)とみている。調査を開始した99年の延べ宿泊者数4万6689人に比べ6.4倍の伸び。

 延べ宿泊者数を国・地域別にみると、最も多かったのが、台湾で11万5070人。前年対比4.8%増、5312人増となり、全体の38.2%を占めた。次いで多かったのが韓国で同855人減、2.5%減の3万3118人。オーストラリアが同55.5%増、1万1494人増の3万2197人で続く。

 宿泊者の多い市町村の内訳をみると、トップが長野市で5万3747人。うち台湾が3万1937人(59.4%)で最多だった。ついで宿泊者数が多かった白馬村は4万9664人。オーストラリアが1万7921人(36.1%)で最も多く3割以上を占める。

 月別に延べ宿泊者数をみると、スキーシーズンの冬と春、秋の観光シーズンに外国人が数多く来訪。国、地域別に月別延べ宿泊者数をみると、オーストラリアは1、2月のスキーシーズンに65.8%が宿泊。香港、アメリカも1、2月が2桁を超える。一方、韓国では1月に11.8%、2月に14.6%になったほか「登山やトレッキングが好評」(同部)で8月にも11.8%が宿泊。台湾では1、2月の延べ宿泊者の割合が約6%にとどまったものの、4、5月は「富山県の黒部、立山ルートと組み合わせた旅行が人気」(同部)で39.9%となった。

 
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