鉄旅オブイヤー、グランプリはJTBコーポレートセールス


記念撮影に応じる受賞者ら

記念撮影に応じる受賞者ら

 優れた鉄道旅行商品を決め、表彰する催しが1月27日、さいたま市の鉄道博物館で開かれ、JTBコーポレートセールスの「JTB旅いく『親子・3世代で行く!鉄道体験!〜旅の魅力の原点である鉄道の旅を楽しもう〜』」がグランプリを受賞した。審査員のひとり、シンガーソングライターのオオゼキタクさんは「子どもの興味に合わせていくつもの種類が選べて面白いし、コスト的にも子育て世代にはうれしい設定。地方創生にも一役買っている」と評価した。

 この催しは「鉄旅オブザイヤー」(実行委員長・戸川和良KNT—CTホールディングス社長)。旅行会社が造成する鉄道旅行商品の企画力やオリジナリティーを競うもので、今回で5回目。17社から103件の応募があった。

 実行委による1次審査を通過した18件について、俳優の関口知宏さんを委員長とする外部審委員による2次審査でグランプリ、準グランプリ、審査員特別賞、ルーキー賞の計5件が決まった。

 冒頭、戸川委員長は「鉄旅は年々魅力を増しており、国内旅行の核ともなっている。私は鉄道会社出身で、鉄道と温泉をこよなく愛している」とユーモアを交えあいさつした。

 JTBコーポレートセールスの受賞商品は、秋田内陸縦貫鉄道など地域の鉄道会社12社とタイアップし、ツアーごとに各社の運転士や駅員らの仕事を体験するなど「ローカル鉄道をファミリーでただ乗車するという旅というだけでなく、子どもが鉄道マン体験できるという新たな楽しみ方を加えた」と企画開発局の大竹千広さん。

 昨年7月24日〜9月27日までの期間、13本を設定。平均単価は大人6900円、小学生5900円で、約550人(見込み含む)を集客した。

 準グランプリは、福島の世界一をツアーに盛り込み、地域の魅力と復興への確かな手ごたえを感じてもらう、日本旅行の「お座敷列車“宴”で行く!福が満開、福のしまの旅『フルーツ狩りとオリジナルタルト作り2日間』」が選ばれた。

 フォトライターの栗原景さんは「こけしに地酒にスイーツ、フルーツ、甲冑隊と、これでもかというほどのごった煮感が最高に楽しい」とした。

 このほか、審査員特別賞は日本旅行の「鉱石の道・一円電車保存車両を巡る『生野銀山・神子畑選鉱場跡&明延一円電車まつり訪問の旅』」、クラブツーリズムの「懐かしの583系寝台列車と大曲花火秋の章2日間」の2件。

 ルーキー賞はびゅうトラベルサービスの「3つの寝台列車乗り比べ JR最北の稚内駅・最南の西大山駅」が受賞した。

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