
金沢市は、2015年の北陸新幹線開業をアピールするため、東京都渋谷区の渋谷ロフト内の飲食店で、加賀野菜を使った料理を提供する「金沢カフェ」を期間限定で開設した。加賀太きゅうりや加賀れんこんを使ったサラダバーやグラタン、ドリンクなど9種類のメニューを用意。食をきっかけとした金沢への誘客を促進していく。
7日のオープニングイベントには濱田厚史金沢市副市長や金沢市出身の東京在住者など関係者60人が出席。濱田副市長は「金沢の食文化は大きな魅力を持っている。ぜひ金沢に足を運んで楽しんでほしい」とあいさつした。
イベントでは金沢市在住の横笛奏者の藤舎眞衣さん=写真=が祝いの曲を披露。また、新幹線開業に向けて新たに開発された土産の試食なども行われた。
同カフェは12月5日まで約1カ月の期間限定で開設され、加賀野菜を盛り込んだ料理の提供のほか、観光情報の発信、若手工芸作家の作品の展示など和菓子作り体験や金箔工芸体験などのワークショップも実施する。
カフェの開設は、北陸新幹線の開業に向けたプロモーション事業を一元的に担当するため経済局営業戦略部内に今年4月に新設されたプロモーション推進課と加賀野菜を担当する農業振興課、工芸を担当するクラフト政策推進課、新たな土産開発を担当するものづくり産業支援課が共同して担当した。
プロモーション推進グループ長の古谷健氏は「渋谷でアピールすることで、首都圏を中心とした若い女性の誘客につなげていきたい」と意気込みを語った。
