
野口観光グループ(本社北海道登別市)は、北海道伊達市の北湯沢温泉で運営する第二名水亭(10階建て、床面積約2万6千平方メートル)を改装し、「きたゆざわ森のソラニワ」として4月28日オープンした。
ロビーやレストランを全面改装し、新たに野外アスレチック施設やウエディングレストランなどを設置。家族や若者層の利用を中心にしたホテルとし、北湯沢で運営する準高級路線の「緑の風リゾート」、低価格の「ホロホロ山荘」と違った展開を図ることにした。宿泊料金は従来通り。
野外のアスレチック施設では、ホテルを囲む林の中に初心者から上級者用までの4コースを設け、ワイヤーを伝って滑空するジップラインも最長143メートルのものなど3本を作った。
2階のレストランでは、スポーツ栄養学に基づく健康志向のメニューを中心に地元産の野菜やキノコ類を取り入れた料理を提供。目の前でシェフが調理するライブキッチンも設けた。また、子供たち用にハンモックやツリーハウス、菓子を運ぶミニSLも設置し、家族で楽しめるレストランとした。
同社では秋以降に全230室の改修を行い、来年4月にグランドオープンを予定している。