帝国データバンクによると、今年9月の東京都内企業の景気DI(0〜100、50が判断の分かれ目)は31.2で、7カ月連続の悪化となった。全国平均の29.3や南関東の30.6を上回るが、悪化幅は1.6ポイントと、全国平均の1.0ポイント、南関東の1.4ポイントを上回る。
企業の規模別では、大企業が33.8で、前月比1.9ポイント減。中小企業が30.0で、同1.4ポイント減少した。ともに7カ月連続の減少。大企業の悪化幅が中小企業の悪化幅を上回り、両者の格差は3.8ポイントに縮小。これで、2カ月連続で縮小した。
業界別では、10業界中9業界で前月比悪化した。このうち小売(31.9)とサービス(34.4)は2.0ポイント以上の悪化となった。農・林・水産(50.0)のみ前月比横ばいとなった。
先行きの景況感は、3カ月後が34.3、6カ月後が34.6、1年後が38.6。前月(3カ月後35.4、6カ月後35.9、1年後39.5)より悲観的な見方となっている。