郡上市観光連盟などは4月30日、オンラインワークショップを定例化して行っていくと発表した。
当団体はDMO、スキー場と連携した実績が豊富にあり、郡上市スキー観光安全対策協議会と連携して10箇所のスキー場で「スキー・スノーボード」のスポーツ目的と「雪遊び・旅行」の観光目的別に「国籍」「利用空港」などの来訪者調査を目的として多言語アンケート調査分析(※1)を実施しておりました。
このデータ収集により「国籍別」の効果的なターゲティングが可能になったことから、中部・北陸・関西など各空港の中心となる「ひるがの高原SA」を起点として「郡上市内」の周遊バスを検討しているだけでなく、積水ハウス株式会社がマリオット・インターナショナルとともに開発を進めているホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜郡上」とスキー場の連携協議等、スノーリゾート形成に向けて地域が一体となったオンラインワークショップを計画しておりました。
一方、(一社)郡上市観光連盟は、観光庁の「国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業(※2)」の申請を予定しているため、スキー場共通のパンフレット発行、無料Wi-Fiなど、外国人利用者の受入環境整備を検討しております。
また、スノーリゾートの「ベースタウン」となる郡上市街地において、施設とスキー場が連携して歴史文化が楽しめる「割引券」の提携や、アフタースキーのコンテンツ造成等の魅力のみならず、国内有数の強みである歴史文化とスキー場が一体化したスノーリゾート形成のマスタープランの策定を推進しておりワークショップを実施しておりました。
(※2)http://www.mlit.go.jp/kankocho/page04_000123.html
両団体はこのようなニーズが合致し、新型コロナウイルス感染症拡大の防止を機会にデジタル化を推進して、DMOを核として地域が一体となった「国際競争力の高いスノーリゾート形成」を目指してまいります。
- DMO主催のワークショップ・スキー場のオンライン会議風景
令和2年度は、DMO主催によるワークショップの定例化を図り「スキー場部会」「アウトドア部会」「宿泊部会」などよる各分野の横断的な交流を促進する機会を設け、外国人旅行者の満足度向上を目的としたアンケート結果データを共有して定性的、定量的な「着地型コンテンツ」の改善へ繋げてまいります。