
栃木県那須塩原市は観光のイメージアップと誘客を図るため、2月27日、JR川口駅と上野駅でPRキャラバンを行った。同日は東京・池之端の観光経済新聞社を訪れ=写真、塩原、板室両温泉郷をPRした。
訪れたのは市産業観光部の木下昭彦政策審議監、塩原温泉観光協会の君島則夫会長(渓雲閣)、黒磯観光協会の荻原正寿会長(幸乃湯温泉)、塩原温泉旅館協同組合女将の会の君島理恵会長(彩つむぎ)、ホウライ社の藤本敦観光事業本部長ら8人。
昨年12月、JR東日本とタイアップし、浦和駅と池袋駅で初めてキャラバンを実施。好評だったため、川口、上野で実施することにした。「多くの人が立ち寄り、盛況だった」と木下審議監。
塩原温泉と板室温泉はこれまでJRとの関係があまり強くなかったが、知名度を上げるにはJRとの連携が欠かせないと判断、接近度合いを強めている。びゅうから両温泉郷の宿泊商品(1月13日〜3月31日)も発売されている。
塩原温泉郷は1200年以上の歴史を誇り、塩釜や元湯など11湯が連なっている。千本松牧場やもみじ谷大吊橋・森林の駅など見どころも多い。板室温泉郷は那須七湯の一つに数えられ、温泉の効能から「下野の薬湯」とも呼ばれている。秘湯の趣も感じさせ、乙女の滝や沼ッ原湿原などの観光スポットがある。
「今年の目標は『にっぽんの温泉100選』にランクインすること。品質管理と積極的なプロモーションを行うことで知名度を上げ、多くの観光客を呼び込みたい」(木下審議監)と意欲を示した。
