「那須とりっくあーとぴあ」は、国内最大のトリックアートのテーマパークだ。「トリックアートの館」「トリックアート迷宮?館」「ミケランジェロ館」の三つの施設で構成。この2月はトリックアートの館がリニューアルオープンし、展示と体験内容がさらに充実した。
リニューアルのテーマは「異空間にとらわれた館」。まず、建物全体が歪(ゆが)んで見えるユニークな外観が印象的だ。建物自体がトリックアートの大きな作品となっている。
一歩中に入ると、足を奪われそうになる「歪む床」や、森の中にいるような錯覚にとらわれる「動物の森」など、内装のほぼ全てがトリックアートになっている。
このほかトリックアート迷宮?館は、魔法の世界をトリックアートで再現した館で、立つ位置により体験者2人の体の大きさが変わる「エイムズの部屋」が有名。
ミケランジェロ館は、イタリアルネサンスの三大巨匠の名作をトリックアートで再現。「最後の晩餐(ばんさん)」や「アテネの学堂」、そして「システィーナ礼拝堂」が見る人を圧倒する。
敷地内にはトリックアートの制作工房を併設。アーティストが作品を制作する現場を見学できる。
▽栃木県那須郡那須町高久甲5760。TEL0287(62)8388。不定休で、午前9時半から午後6時まで営業(8月は午前9時から、10~3月は午後5時まで)。入場料3館共通大人2700円、中学生以下1800円。
「トリックアートの館」。リニューアルした外観