
スマートごみ箱でクリーンな街づくりを目指す
道頓堀商店会(大阪市)とJTB、NTTコミュニケーションズ、フォーステック(東京都千代田区)、合同衛生(大阪市)は16日、道頓堀エリアにICTを利用したごみ箱「スマートごみ箱」を設置した。スマートごみ箱の大阪府内への設置は初めて。大阪・関西万博の開催を視野に、持続可能な形でのクリーンな街づくりの実現を目指す。
同商店会とJTBなどによる、地域、企業、観光客が一体となったクリーン活動の取り組みの一環として設置した。
道頓堀エリアは大阪を代表する観光地で、「食べ歩き」が国内外から訪れる多くの観光客に人気となっている。食べ歩きによるごみは各店舗のごみ箱などで回収をしてきたものの、商店街の路上にはごみ箱がないために「ポイ捨てごみ」による景観の悪化や公衆衛生の対応が長年の課題となっていた。
同商店会はJTBらと共同で今年1~2月にスマートごみ箱を道路上に設置する実証実験を実施。約4割のごみ削減効果が見られたほか、危険物投入などの懸念点やICTを利用したごみの効率的な回収の実現の見通しが図れたことから、今回の設置に至った。
今回設置するスマートごみ箱は、フォーステックが提供するスマートごみ箱ソリューション「SmaGO(スマゴ)」のもので、燃えるごみ用とビン・缶・ペットボトル用の2台セット。商店街に30メートルおきに10カ所配置した。
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