![参加者と触れ合いながら講演を行った假屋崎氏](https://i0.wp.com/www.kankokeizai.com/wp-content/uploads/04-102.jpg?resize=320%2C320&ssl=1)
参加者と触れ合いながら講演を行った假屋崎氏
近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(近旅連、西野目信雄会長)の会員企業の女性経営者や従業員を対象にした研究会「女性文化講座」が9、10の両日、東京都港区のシェラトン都ホテル東京で開催された。KNT—CTホールディングス(KNT—CTHD)関係者ら約50人が参加し、華道家の假屋崎省吾氏が講演と実演を披露した。
開講式であいさつした西野目会長は、気候の激しい変動や耐震問題について触れ「業界で一致団結して協力しながら対応しよう」と語った。
初日は午前中に近畿日本ツーリスト個人旅行人材教育部長の近藤基幸氏が、店頭販売部門における人材育成や社員教育プログラム、接客、管理職研修について講演を行い、参加者らは熱心に聞き入っていた。
午後からフードジャーナリスト・食文化研究家の向笠千恵子氏が「『食の街道』から広がる和食の魅力」と題した講演を行った。
夜はパーティー。KNT—CTHDの戸川和良社長、吉川勝久会長、近畿日本ツーリストの小川亘社長らも出席し、参加者と意見交換を行った。
2日目はフリーアナウンサーで「スマイルボイス」の倉島麻帆氏が「伝わる・売れる話し方の極意」と題して講演。好感度を上げる笑顔の作り方や目の表情を豊かにする方法などのコミュニケーション術をレクチャーした。
続いて華道家の假屋崎氏が「花から始まるライフスタイル。花は心のビタミンです」と題して講演と生け花の実演を行った。
ワレモコウなどの秋の花や柿の実のついた枝などを使って三つの大きな花瓶に生け花の実演を披露。花を生けながらも軽妙な話術で参加者を楽しませた。假屋崎氏は参加者3人が生けた花について講評や手直しも行った。至近距離で假屋崎氏の手さばきを見た参加者からは、感嘆の声があがっていた。
假屋崎氏は日頃の生活の中で美意識を高めることが必要と強調し、「プラス志向で夢を実現させるために前だけを向いていきましょう」を出席者に語りかけた。
また大切なことは「かきくけこ」にあるとし「感動、感謝すること。緊張感を持つこと。くつろぐこと。健康、決断をすること。好奇心をいっぱい持つこと。人生が豊かになるとお客さん、従業員の笑顔につながる」と講演を締めくくった。
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参加者と触れ合いながら講演を行った假屋崎氏