近旅連、4月に新組織発足 


あいさつする西野目会長

 近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(近旅連・西野目信雄会長)は9月26日、近旅連とKNT―CTホールディングス(HD)が今後の方針発表や情報交換をする「第14回全国支部長会議」を東京・白金のシェラトン都ホテル東京で開催した。来年4月から近旅連、ひまわり会、クラブツーリズム(CT)パートナーズ会が一緒になった新組織「KNT―CTパートナーズ会」がスタートすることなどを発表した。

 冒頭あいさつでは、近旅連の西野目会長が「旅行業は店舗による地上戦、ウェブを使った空中戦が展開され、KNT―CTHDはその波の中にいる。インバウンドも急激に増え、今では訪日客がいないと商売が成り立たなくなっている。今年は多発する災害により札幌、京都は訪日客が減少している感がある。災害へのリスク対応も急務だ」と訴えた。

 KNT―CTHDの丸山隆司社長は「7千人の社員とIT資産の二つが充実し、発展しなければ未来はない。過去10年間進んでいなかったIT投資と基盤づくりは必須だ」と述べ、3年間で94億円の投資を進め、ウェブによる販売拡大を進める方針を示した。今後は、KNTとCTの顧客データの統合やウェブ会員の増強、商品造成から販売への期間短縮を目指した商品のウェブ先行販売などを進める。

 会議では、新組織KNT―CTパートナーズ会準備委員会が現状を報告した。KNT―CTパートナーズ会は19年4月から発足。組織体系は現在の9連合会から拡大し12連合会の体制へと変更する。東北が北と南に、中部が東海と北陸に、中四国が中国と四国に分かれる。事業の目的として、地域の活性化への新規顧客開発や誘客推進、インバウンド・ウェブの推進、サービス向上での客のリピート化、会員施設への現地研修、キャラバンによる誘客強化、国内キャンペーンの実施などを掲げた。組織は本部、連合会、支部の3部会の構成とし、年末までに主な人事を決定する予定。

 このほか、各グループ会社からの現状報告や来年の通常総会を5月30日に開催すること、来年の支部間交流は震災復興応援として北海道で開催することなどを発表した。


あいさつする西野目会長

 
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