近旅連、宿泊券1100億達成へ全面協力


約200人が出席した第55回総会

約200人が出席した第55回総会

 近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(2810会員、会長=西野目信雄・ホテル大雪社長)は16日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で第55回の通常総会を開き、10年度事業として、ウェブ、インバウンドなどの各種委員会活動を通した旅連活動の活性化と宿泊券増売活動を進めることを決めた。KNTと協働しての域内商品の企画なども積極的に行い、KNTの宿泊券販売目標1100億円の達成を全力で支援する。

 出席した約200人の会員を前にあいさつした西野目会長は、「会社は売上高4千億円、宿泊券販売1100億円を目標に掲げている。吉川社長とは『これはお互いに“マスト”、がんばって達成しなければならない数字だ』と確認しあった。各会員、支部、連合会がそれぞれの立場でKNTの目標達成に協力できるはずだ」と話し、KNTへの積極的な支援を呼びかけた。

 今年度は、KNTが事業方針に掲げるウェブ販売とインバウンド市場の拡大に旅連も協力するべく、ウェブ委員会とインバウンド委員会を中心に、積極的にKNTと情報交換や課題解決のための活動を進めていく。

 人材育成については、09年度に創設した、若手、中堅の経営者の交流、育成を目的とした勉強会「平成旅館塾」を継続実施。会員、社員入り混じって意見交換をすることで、会員間の結びつきを深めるだけでなくKNTを積極的に支援する「KNTファン」作りを進める。

 また09年度から始めた、「支部間対抗メイト商品コンテスト」を10年度も実施し、地域の情報を生かし差別化された域内商品の開発にKNTと共同で取り組む。

 10年度の新任本部役員は次の通り。

 常務理事=市井正之・KNT取締役兼執行役員国内旅行部長、菊池剛志・KNTツーリスト代表取締役社長、吉田卓二・近旅連本部事務局(兼事務局長)

次期も西野目氏
 近旅連は16日の総会で、次期(11〜12年)会長に現会長の西野目信雄氏(北海道・ホテル大雪社長)を選任した。西野目氏は「非常に難しい時期であるが、役員と共に将来あるべき姿を議論しているところだ。次世代へのバトンタッチを私がしなければならないと使命を感じている。今後も協力と支援をお願いしたい」と話した。

 近旅連は就任1年前に次期会長を選任することとしている。

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