農林水産省と内閣官房は、農山漁村のポテンシャルを引き出し、地域の活性化や所得の向上を図り、自立した「強い農林水産業」「美しく活力ある農山漁村」の実現につなげる取り組みの優良事例を表彰し、全国に発信する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」事業を実施している。
12日、広報活動を担当するプランドゥ・ジャパン(東京)の主催による同事業のPRと取り組みを広げる「地域別サミットin北海道」が札幌市の道民活動振興センター「かでる2.7」で開催された。市民や自治体関係者ら約500人が来場。講演や事例発表などを通じ、農山漁村の豊かな資源の活用や食の魅力を考えた。
講演では、優良事例の選定を行う有識者懇談会座長の林良博氏(東大名誉教授)が「同表彰は23年度で10回目となり、これまで全国で300件を超える優良事例が選ばれ、北海道から30件が表彰されている」ことを紹介し、地域が皆で力を合わせ、一層の取り組みをと訴えた。
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