農協観光は来年1月31日、日本航空(JAL)の国際線機材を使ったチャーター遊覧フライトを実施する。新型コロナウイルスの影響で海外渡航がままならない中、「ちょっとした海外旅行気分を味わってほしい」と同社。募集型企画旅行商品で、12月4日から発売した。
機材は米・ボーイング社の中型機B767―300ER(定員199人)を使用。成田空港を正午に出発し、富士山、日本アルプスを眼下に見ながら北上。北海道のニセコ連峰上空を遊覧しながらUターンし、東北地方、太平洋を南下して成田に戻る。所要時間3時間ほどの空の旅だ。
ビジネスクラス、エコノミークラス別に機内食相当の昼食が出るほか、搭乗証明書や当日のフライトマップ、JAL提供のオリジナルグッズ、航空科学博物館の入場券などが付く。
希望する座席のクラスとゾーンによって代金は異なり、「Go Toトラベルキャンペーン」の適用によって、ビジネスクラス(中央席)は6万5千円が5万8千円、エコノミー(同)は2万円が1万3千円となる。
また、1月1日にはJR仙台駅発着で、「元日フライト」を実施する。91人限定で、J―AIRでの運航となる。
仙台うみの杜水族館を見学した後、仙台空港からフライト。富士山や南アルプス、中央アルプスの山々を雲の上から眺める。所要時間は約2時間。機内ではおせち風弁当が出され、クラスJ利用者には獺祭スパークリング、または獺祭甘酒が振る舞われる。
眺めの良い普通席料金は1人10万1800円だが、Go Toで9万4800円となり、別途3千円の地域共通クーポン券が付く。