農協観光は18日、土産や飲食店、観光施設などで使えるチケットを発売した。価格は2千円だが、「2400円以上のサービスが受けられる」(旅行事業課)。同社はJAをメインに団体旅行の取り扱いが多いが、チケットは小グループや個人客をターゲットにしているのが特徴だ。
このチケットは「Nたびきっぷ」。4枚つづりになっており、商品交換(特定の商品との交換)、もしくは商品券(買物券)として利用できる。購入制限はない。商品券として使う場合、1枚600円として利用でき、100円得になる。有効期間は3日間。
全国の農協観光の支店で購入できる。旅行が決まったら購入、パンフレットで詳細を確認し、旅先で利用―という流れ。
同社の女性社員数人が中心になって企画、造成した。リーダー役となった旅行事業課チーフの藤田佐季子さんは「『農協観光協力みのり会』さんの協力を得て造成することができた。参加施設はスタート段階で200軒ほどだが、もっと増やしていきたい」と話す。
また、地域商品販売センターチーフの堤咲さんは「多くのみのり会会員施設に協力していただいた。コロナ禍後の観光業界の復活、活性化につながるきっかけになれば」と期待する。
参加施設は同社ホームページで見ることができる。将来的には農協観光協定旅館ホテル連盟でも取り扱えるようにする。
Nたびきっぷのチラシを掲げる藤田さん(左)と堤さん