
跡見学園女子大学 笠原清志学長
学べるテーマは「インバウンドのセカンドステージ」に向けた課題解決
跡見学園女子大学(跡見女子大、笠原清志学長)は12月11日から、観光産業の人材育成と基礎的知識の習得を行う「観光経営人材育成講座」を開講する。主題は「コロナ禍での観光の未来を考える:インバウンドのセカンドステージでの課題と人材育成~ジェンダー、異文化理解、ハラール対応」で全10回。定員は50人(先着順)で、受講料は無料。対象は観光関連事業などに従事(予定を含む)し、都内に在住または在勤している人。講座はオンラインを活用して実施する。募集期間は12月10日(金)まで。
同講座は、東京都が支援する「大学等と連携した観光経営人材育成事業」に跡見女子大が採択され、実施するもの。同事業は観光関連事業者の経営力向上を図り、観光産業の活性化につなげることを目的としている。同事業を通じて経営の視点からサービスを提供できる人材の輩出につなげるなど、東京都が大学と連携して、観光関連事業に従事する人に向けた新しい教育プログラムの開発などを支援している。
本講座について
跡見女子大は、ウィズ・アフターコロナ期でのインバウンド再訪時の観光を見据え、ジェンダー、異文化理解、ハラールなど、多様な宗教、文化、習慣に対応できる能力を備え、今後の観光産業活性化への戦略を考えられる観光経営人材の育成を目的に開講。本講座は、「コロナ禍での観光(産業)の未来を考える:インバウンドのセカンドステージでの課題と人材育成~ジェンダー、異文化理解、ハラール対応~」を主題に、講座を2021年から23年までの3年間開講する。(講座の内容は下部で案内)
12月11日から開催する今年度の講座では、コロナ禍での観光、インバウンド観光再開に向けた課題解決、戦略を学ぶほか、ジェンダー、異文化理解、ハラール対応といったインバウンド観光が再開した際に求められるテーマを取り上げる。単なるノウハウを越えて理論的・体系的に理解できる能力を備えた人材の育成を行う。
対象は、旅行業、ホテル宿泊業、飲食業、観光施設、運輸業をはじめとする観光関連事業者や、行政関係者、観光協会、DMO、まちづくり団体、観光ボランティア・ガイド関連、地域観光従事者など。「多くの人に受講してもらい、皆さまと共に観光の未来を考えていきたい」と跡見女子大。
各回のテーマや日程について
21年度の講座では、①コロナ禍の観光戦略・インバウンド観光に向けた対応②観光におけるダイバーシティ③観光におけるハラール対応―をテーマとして、12月11日から3月8日の間、各回2プログラムずつ全10回、無料で開講する。今年度の講座は、全てオンラインで実施される。
■跡見女子大 観光経営人材育成事業講座の詳細
https://www.atomi.ac.jp/univ/activity/detail/7491/
※講座内容の詳細を掲載(各回テーマ・授業概要、日程、講師、内容)
■講座内容の一部紹介(各回テーマ、日程)
【第1講座】コロナ禍の観光戦略・インバウンド観光再生に向けた対応
・第1プログラム 観光戦略から見えて来る新たな観光産業の課題と戦略
⇒12月11日(土)午後6時~9時
・第2プログラム インバウンド再開に向けた観光業界の対応と都市観光の課題と戦略
⇒1月22日(土)午後6時~9時
【第2講座】観光におけるダイバーシティ
・第1プログラム ジェンダー・ダイバーシティ・組織パフォーマンス
1日目 ホテルにおける多様性を重視した人材活用
⇒2月1日(火)午後7時~8時30分
2日目 ダイバーシティと組織パフォーマンス
⇒2月3日(木)午後7時~8時30分
・第2プログラム ジェンダー論の位相と異文化理解
1日目 ジェンダーの視点からみた「幸せ」の形の多様性
⇒2月8日(火)午後7時~8時30分
2日目 異文化理解と観光:ステレオタイプを問い直す
⇒2月12日(土)午後7時~8時30分
【第3講座】観光におけるハラール対応
・第1プログラム ムスリムの宗教観・行動様式・ハラール
1日目 ハラールビジネスとムスリム消費者の食選択
⇒2月15日(火)午後7時~8時30分
2日目 初期投資不要のハラールの始め方
⇒2月22日(火)午後7時~8時30分
・第2プログラム ハラール対応と輸出・物流
1日目 外国人ムスリム観光客への取り組み対応の実際
⇒3月1日(火)午後7時~8時30分
2日目 ハラール対応と輸出・物流
⇒3月8日(火)午後7時~8時30分
問い合わせ・申し込み先
メールは、跡見学園女子大学 観光経営人材育成講座担当行きです。
*お申込みの際はメールタイトルを「受講申し込み」とし、 ① 氏名(ふりがな)、② ご所属、③ 連絡先(電話番号、メールアドレス)を記載下さい。
紹介者がある場合は、その氏名も記載下さい。