EV充電インフラ「Terra Charge」を提供しているテラモーターズ(徳重徹取締役会長)はこのほど、超急速充電器千基を無料で導入できる新プランを発表した。
同社の超急速充電器は出力150キロワット。国内の急速充電器の平均出力は40キロワットで、150キロワットであれば、ガソリンスタンド(GS)に近い感覚で使用できるという。設置対象は、東京都内の行政施設や商業施設、コンビニ駐車場など、ドライバーの利便性が高いと想定される拠点に対して積極的に開発を進める。
千カ所の根拠として徳重会長は、「東京のGS数が約千カ所となっており、それと同じ数字」とした。2年以内に目標数字を達成したい考えだ。
新プランは、充電設備の設置工事や、電気代の基本料金、メンテナンス料金などのイニシャル、ランニングコストは一切不要で、エンドユーザーの充電料金課金のみが発生する。サイトオーナーの負担「0円」を売りにしている。
同社は約1年半前に日本市場に参入。当初はマンションを対象に普通充電器を販売。併せて、ホテルやゴルフ場、自治体などにも販売対象を広げてきた。徳重会長は、「普通充電では最後発ながら現在はトップの販売数を誇っている。普通充電に関しては革命を起こしたと自負している」などと述べた。
徳重社長